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DX導入の基礎知識2025年11月18日
「明日から君がDX担当だ」と言われたら?ホテル・旅館DX、失敗しないための「最初の一歩」

「明日から君がDX担当だ」と言われたら?ホテル・旅館DX、失敗しないための「最初の一歩」

「来期から、ホテルのDX推進はお前に任せるよ」

支配人や社長から突然そう告げられ、頭を抱えている方はいらっしゃいませんか? 「DX(デジタルトランスフォーメーション)」という言葉は知っていても、具体的に現場で何をすればいいのか、どこから手を付ければいいのか、皆目見当がつかない…。 IT専門の部署があるわけでもなく、予算も潤沢ではない。現場のスタッフは新しいシステムに抵抗感を持っているかもしれない。

そんな不安を抱える「初心者DX担当者」の皆様へ。 安心してください。DXはいきなりすべてを変える必要はありません。むしろ、「小さく始めて、確実に成果を出す」ことこそが、ホテル・旅館DXを成功させる鉄則です。

この記事では、多くの宿泊施設のDXを支援してきたBAM.Bi(バンビ)が、「なにから始めたら良いかわからない」状態から抜け出し、現場に喜ばれるDXを実現するための具体的なロードマップを解説します。

目次

なぜ多くのホテルDXは「最初の一歩」でつまずくのか?

「なにから始めたらいいかわからない」と悩む担当者が、一番やってしまいがちな失敗。それは、「いきなり大きすぎるシステムを導入しようとすること」です。

失敗例1:基幹システム(PMS)の総入れ替え

「DXだから、まずは予約管理システムやPMSを最新のものに変えよう!」 これは非常にリスクが高い選択です。莫大なコストがかかるだけでなく、長年慣れ親しんだオペレーションを根底から変えることになるため、現場スタッフ(特にベテラン勢)から猛反発を受けます。「使いにくい」「前の方が早かった」と言われ、担当者の心が折れてしまう典型的なパターンです。

失敗例2:高額なハードウェアの導入

「話題の配膳ロボットを導入しよう」「全室に専用タブレットを置こう」 見た目のインパクトはありますが、これも導入コストと維持費がかさみます。また、故障時の対応やメンテナンスの手間が増え、かえって現場の負担になることも少なくありません。

成功の鍵は「スモールスタート」

DX担当者が最初に目指すべきは、「低コスト・低リスク」で、「現場スタッフが『楽になった』と実感できる小さな成功体験」を作ることです。 いきなりホームランを狙わず、確実にヒットを打てる場所から攻めるのが、賢いDXの始め方です。

「なにから始める?」の正解は「お客様と現場の接点」

では、具体的にどこから手を付けるべきでしょうか。 最も効果が出やすく、現場の抵抗感が少ないのは、「お客様とスタッフのコミュニケーション(接点)」のデジタル化です。

具体的には以下の3つの領域です。

  1. 「聞く・答える」の効率化(館内案内、FAQ)
  2. 「頼む・受ける」の効率化(注文、予約)
  3. 「話す・通じる」の効率化(多言語対応)

これらは、今まで「紙」や「口頭(電話)」で行われていた業務です。ここをデジタルに置き換えるだけで、お客様は便利になり、スタッフは業務が減る。つまり、Win-Winの関係が作りやすい領域なのです。

明日からできる!失敗しない「スモールDX」3つのステップ

ここからは、具体的なアクションプランをご紹介します。BAM.Biのような「客室QRコードシステム」を活用することで、これらのステップを一気に進めることが可能です。

ステップ1:古くなった「紙の案内」をデジタル化する

客室に置いてある分厚いインフォメーションブック。内容が古くなっていませんか? 汚れていませんか? メニューが変わるたびに印刷し直し、全客室を回って差し替える作業は、現場にとって大きな負担です。

【DXのアクション】 これらをすべて「スマホで見られるデジタルブック」に変えましょう。

  • メリット(現場): 修正は管理画面で入力するだけ。差し替え作業がゼロになります。
  • メリット(ゲスト): ベッドで寝転がりながら、自分のスマホで手軽に館内情報を確認できます。

これだけで、「情報の更新作業」という見えないコストを削減できます。

ステップ2:「内線電話」をモバイルオーダーに変える

「タオルを持ってきて」「ビールを一本ください」 このたった一本の電話のために、フロントスタッフの作業は中断されます。受話器を取り、メモを取り、担当者に伝え、履歴を残す。 忙しい時間帯の内線電話は、現場にとって最大のストレス要因の一つです。

【DXのアクション】 お客様のスマホから注文できる「モバイルオーダー」を導入しましょう。

  • メリット(現場): 電話対応が激減します。注文内容は管理画面に文字で届くため、「言った言わない」のミスもなくなります。
  • メリット(ゲスト): 「電話するのは面倒だな」という心理的ハードルがなくなり、気軽に注文できます(客単価アップにも繋がります)。

ステップ3:インバウンド対応を「AI翻訳」に任せる

外国人のお客様が増え、「英語が話せるスタッフがいないと対応できない」という状況になっていませんか? これもDXで解決すべき課題です。

【DXのアクション】 多言語対応のデジタルツールを導入しましょう。

  • メリット(現場): 翻訳機を出し入れしたり、特定のスタッフを探し回る必要がなくなります。
  • メリット(ゲスト): 自分の母国語で館内案内を読んだり、チャットで質問したりできます。

BAM.Biが「初めてのDX」に選ばれる理由

これら3つのステップを、低コストかつスピーディに実現できるのが、BAM.Bi(バンビ)です。 「DX担当になったけど、失敗したくない」という方に、BAM.Biが選ばれている理由があります。

理由1:アプリのダウンロードが不要(QRコードを置くだけ)

お客様に「専用アプリをダウンロードしてください」とお願いするのは、ハードルが高すぎます。 BAM.Biは、客室に置いたQRコードをお客様のスマホで読み取るだけ。ダウンロード不要ですぐに使えます。 この「手軽さ」が、DX導入初期の成功には不可欠です。

理由2:既存の設備そのままでOK

Wi-Fi環境さえあれば、高価なタブレット端末を各部屋に設置する必要はありません。お客様自身のスマホ(BYOD)を活用するため、ハードウェア投資を最小限に抑えられます。

理由3:業者への連絡は不要。現場で「今すぐ」修正可能

「メニューの金額を変えたいだけなのに、システム会社に依頼して数日待たされる…」 そんなもどかしさはもう必要ありません。BAM.Biなら、情報の修正や更新に業者への連絡は一切不要です。
わかりやすい管理画面(UI)により、パソコンやタブレットから現場のスタッフ自身で、その場ですぐに変更作業が完結します。 「急に料理が売り切れたので『完売』表示にしたい」「期間限定のキャンペーンを今すぐ告知したい」といった場面でも、専門知識なしで誰でも簡単に、リアルタイムな情報更新が可能です。

まとめ

この記事では、DX担当者が最初に踏み出すべきステップについて解説しました。

  • いきなり大掛かりなシステム改修をしない(PMS入替などは後回し)。
  • お客様と現場の接点から手を付けるのが成功の近道。
  • 紙のデジタル化、電話のモバイルオーダー化から始める「スモールスタート」が重要。
  • BAM.Biなら、アプリ不要・低コストでこれらを一括導入できる。

「なにから始めたら良いかわからない」という悩みは、裏を返せば「これから何でもできる可能性がある」ということです。 まずは、現場のスタッフが「電話が減って楽になった!」「メニューの差し替えがなくなって嬉しい!」と喜ぶ顔が見られる、小さな改革から始めてみませんか?

BAM.Biは、そんなあなたの「最初の成功体験」を全力でサポートします。
まずは情報収集の一環として、お気軽に資料をお手にとってみてください。
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